AIセキュアランチャーは、Knowledge Suite+に標準搭載されている、AIエージェントの実行基盤です。社内で構築したAIエージェントを、KS+の認証・権限管理・ログ管理を通して社員に提供できます。本記事では、AIセキュアランチャーの概要と特長、ご利用開始までの流れをご紹介します。
初期設定の手順を知りたい方は「AIセキュアランチャーはじめてガイド」を、画面操作を知りたい方は「AIセキュアランチャーの基本操作」をご確認ください。
【この記事の目次】
AIセキュアランチャーとは
AIセキュアランチャーは、業務改善・効率化にAIを活用したい企業向けに、構築したAIエージェントを社内で安全に展開するための実行基盤です。KS+のAIソリューションシリーズ「AIエージェントX(クロス)」の第2弾として提供しています。
AIエージェント構築サービスの多くは、公開URLを知っていれば誰でも利用できる構造になっており、部署や役職に応じて利用者を制御する仕組みもありません。AIセキュアランチャーでは、AIエージェントの入口をKS+に置き、KS+の認証機能・権限管理機能・ログ管理機能を経由して利用する形にします。これにより、「誰が・どのAIエージェントを使えるか」を管理者が設定でき、現場でのAI活用と企業としてのガバナンスの両立を支援します。
Difyなどで作成したAIエージェントは、API経由でKS+から呼び出します。すでにDifyをご利用の場合は、作成済みのAIエージェントを作り直さずにKS+へ登録できます(接続にあたっては、事前に技術的な適合確認が必要です)。登録したAIエージェントは、KS+のグローバルメニュー「AIランチャー」に一覧表示され、利用を許可された社員はそこから実行できます。
主な仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供形態 | Knowledge Suite+の有償オプション |
| 利用者の認証 | KS+のユーザー認証(RobotIDのOpenID Connect連携)を利用 |
| 接続できるAIエージェント | Difyで作成したワークフロー/チャットフロー |
| 実行方法 | 「KS+で実行」:KS+の画面上でAIエージェントを起動(APIキーで接続) 「実行」:Difyの公開URLへ遷移してAIエージェントを起動 |
| 公開範囲の設定 | AIエージェントごとに、利用できるユーザー・部署を設定 |
| カテゴリ分け | 管理者が作成したエージェントカテゴリでAIエージェントを分類 |
| 雛型の提供 | Difyで利用できるDSLファイル(AIエージェントの雛型サンプル)を管理者設定画面で提供 |
| 利用環境 | PC(ブラウザ)、スマートフォンアプリ |
※認証を経由しない利用を抑止するため、AIエージェントの登録時は「KS+で実行」をONにする設定を推奨しています。
AIセキュアランチャーの特長
1. 経営者が導入判断しやすいAIガバナンス
AIエージェントの入口をKS+の認証導線に置くことで、誰がどのAIを使えるかを管理しやすくします。現場の利便性を保ったまま、経営者や情報システム部門が社内に説明しやすい運用設計を支援します。
2. URL共有・APIキー管理に起因する不正利用リスクを低減
AIエージェント開発基盤にKS+の認証を組み合わせ、認証を経由しない利用を抑止します。公開URLの社内配布や、APIキーの個別管理に伴うリスクを低減します。
3. 組織情報をAI活用に転用
KS+に登録済みの部署情報・役職情報・ユーザー情報を、AIエージェントの利用制御に活用します。AI用のユーザーマスタを別途整備する必要がなく、異動・退職時の運用もKS+の既存の管理と連動させやすくなります。
4. 独自構築の柔軟性を活かしたまま業務改善へ展開
LLMの切り替え、RAG、ワークフロー構築といったAIエージェント構築ツールの柔軟性はそのままに、営業支援、社内問い合わせ対応、商品情報検索、提案資料作成支援など、業務テーマ別にAIエージェントを展開できます。
本サービスの対象範囲
AIセキュアランチャーが担うのは、AIエージェントの利用者認証、入口の一元化、公開範囲の設定、外部からの直接利用の抑止です。以下については本サービスの標準機能には含まれず、個別の設計・対策が必要です。
- 情報漏洩防止(DLP)、端末管理、閉域網での運用
- 文書単位のアクセス権限制御
- AIエージェントの回答内容・回答品質
- 社外の利用者への公開
AIセキュアランチャーの利用の流れ
ご利用開始までの大まかな流れは以下のとおりです。
各手順の詳細は「AIセキュアランチャーはじめてガイド」(URL)および管理者設定の各記事をご確認ください。
■管理者が行う設定
- 開通メールを確認し、KS+にログインする
- RobotIDにログインし、利用するメンバーを追加する
- RobotIDでクライアントID・クライアントシークレットを発行し、KS+の管理者設定に登録する
- エージェントカテゴリを作成する(「エージェントカテゴリ設定」(URL))
- DifyでAIエージェントを作成し、APIキーを取得する(雛型を使う場合は「DSLファイル提供」(URL)からダウンロード)
- 「ランチャー設定」(URL)でAIエージェントを登録し、利用可能な参加者(ユーザー・部署)を設定する
■ユーザーの操作
- KS+のグローバルメニュー「AIランチャー」を開き、利用したいAIエージェントを実行する
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※「Dify」は米国LangGenius社の登録商標です。